涼宮ハルヒの本当に憂鬱

高校を卒業してから早3年が過ぎた
あのうるさいハルヒと別の大学に行ったおかけで俺はめでたく宇宙人も未来人も超能力者もいない
普通の日々を手にいれた


しかし、あの非日常的な日々を俺はなんだかんだで気に入っていたと思い知らされる事がよくある
地元の成人式で久々にハルヒに再会したあの日もそうだった・・・


久々に再会したハルヒと話をすると近々結婚するんだそうだ
どうやらできちゃった結婚らしい、あのハルヒがね・・・
その夜、同窓会で酔った勢いだったのかなんなのかさだかではないがどちらともなくそんな雰囲気
になり、ハルヒを抱いた
俺に抱かれてる間ハルヒはずっと俺の名前を呼びながら泣きじゃくってた・・・


先日、ハルヒからハガキが届いた、入籍の報告だった
その笑顔にあの頃の輝きは無かった・・・
俺の色褪せた日常の中で眩しいほど輝き続ける高校生活3年間の思い出
そして、その中で他のなによりも輝いていたアイツの笑顔
もしあの頃、俺達がお互いにもう少し素直になれていたらこんな未来を選ばずにすんだんだろうか・・・
などと答の出ない疑問を思い浮かべながら俺は今日も色褪せた日々を生きている